屋久島のコケ

mihon2005-08-20

  • 白谷雲水峡

今回の一番の旅のメイン。白谷雲水峡へ。ここは、もののけ姫の舞台になった森があるところだ。特に、もののけ姫のファンってことでもないけど、そんなにコケが一面に広がっている世界ってどんな世界だろうって思ったのが行こうと思ったきっかけです。

宿を9時ごろ出発して、同じやどの3人とレンタカーをシェア。
今日は昨日とは違ってずいぶんいい天気。
車でどんどん山を登っていくと、屋久島の青い海がよーく見えてそれだけで気持ちいい。

白谷雲水峡に到着すると、まずはトイレへ。
女性と男性にわかれてトイレに行く。トイレから出てきて、唯一の男性であるKさんの姿を探すが、見当たらないのできっと先に行っちゃったんだろうと思って出発!
#このすれ違いがKさんの悲劇を生むことになる。。

うちらが入り口を入ろうとすると、入り口のおばちゃんが「さっきまでは川の水が多くて見所いっぱいの原生林歩道をあるけなかったけど、たった今、警報が解除されたから行っていいよ!」と声をかけてくれる。ラッキーやったね!っていいながら森の奥へ。

昨日のヤクスギランドとは雰囲気が違う。
白谷雲水峡にも杉はあるんだけど、苔の量がちがうのかなあ、雰囲気が違うと感じた。ところどころ、はぁはぁいいながらどんどん森の奥へ。森の中には、くぐれる杉やとてつもなく大きな杉など見所いっぱい。途中の沢で顔を洗ったりしながら、森の奥にあるもののけ姫の森へ。

もののけ姫の森につくころには歩き始めて3時間がたっていた。
とにかく、一面緑。苔の世界です。
石の上にも、木にも、どこでも苔がびっしり。
都会で見る苔ってあんまりいい印象がない。
でも、苔の世界って実は美しかったんだと気づきました。(きっと、京都の苔寺もそんな感じの場所なのかもしれないと思いました)とっても神秘的な雰囲気の場所です。
"こだま"がいたって、そうおかしくはないかもって思わせるところでした。
苔を見ながらおにぎりを食べようってことで、少し先でお昼ごはん。
おいしかったー。手のひらより少し大きいぐらいのジャンボおにぎりだったけど、全部食べきりました。自然の中で食べるご飯はおいしい。
苔も、いい感じにしずくがたれていて日が当たるとキラキラ光り、とってもきれいでした。

私たちは、苔ですっかり満足してしまい、その先の太鼓岩までは行かずに引き返しました。
太鼓岩は、とても見晴らしがいいとされている場所です。そこは、次回ってことで、また屋久島に行く理由をつくっときました(笑)

帰りは、行きとは違ってごくごく単調な感じの道を引き返しました。
帰りの話の話題は、おいしいプリンの話や、今まで行った旅行の話とか。まったく森をみずにおしゃべりに夢中になってしまいました。

最後に入り口近くの川で、すこし水遊び。水が、とっても冷たくてすごくすごく気持ちよかった。足の疲れがふっとびました。

で、入り口近くでKさんに遭遇。彼は、私たちが先に行っちゃったと思い、ひたすら私たちを追いかけていたらしいです。でも、私たちは彼が一生懸命追いかけた道とは別の"見所いっぱいのルート"を歩いていました。追いかけたって、道が違うんだから追いつくわけもありません。そんなことで、彼は追いかけるのに夢中になって、いろんな杉をまったく見なかったらしいです。あらら、かわいそうに(^^;)でも、彼は太鼓岩にのぼりすばらしい見晴らしだけは満喫したようなので良しとしますか(笑)

  • 今日の夕食

とびうおのてんぷら。おいしい。羽がカリカリして特においしい。素朴な料理だけど、とってもとってもおいしかったです。今日も三岳を一杯。あー、このお酒はおいしいなあと改めて実感。